
私は二級建築士試験で、
日建学院の2つの校舎に通いました。
同じ日建学院、同じ二級建築士、同じ製図試験。
正直、ここまで体験が違うとは思っていませんでした。
この記事では、
校名は伏せたうえで
実際に通って感じた違いを、できるだけ事実ベースでまとめます。
これから日建学院を検討している人、
既に通っているけれど「これでいいのかな」と不安を感じている人の
判断材料のひとつになればと思います。
私の受験歴と、校舎を変えることになった経緯
初年度は、学科試験から家の最寄りの日建学院A校に通いました。
日建学院を選んだ理由はシンプルで、
卒業した専門学校と提携しており、学科講座を3万円で受講できたからです。
その流れで、製図試験もA校で受講しましたが、結果は不合格。
翌年は引越しをきっかけに、B校へ転校しました。
日建学院では担任制で1人担当が付くのですが、A校の営業が強めだなと感じることがあったことも、
転校を決めた理由のひとつです。
受講期間の違い
- A校
学科は4月~受講
製図は、学科合格後からの短期コース(約2か月) - B校
木造課題を見据えた長期コース(2月開始の約半年)

初年度がRCだったので、
木造の知識に自信がなく、長期コースを選びました。
単純に期間が「長い・短い」だけでなく、
授業の進め方、課題量、精神的な負荷もかなり違いました。
平行定規の預かり対応で感じた違和感
これは転校後、早い段階で感じたことです。
- A校では、平行定規を常時預かってもらえました。
- B校では、転校前の確認時は「預かれる」と聞いていましたが、
実際には「7月からのみ可能。それまでは持ち帰り」とのこと。
この時点で、
「あれ、話が違うな…」と少し後悔し始めました。
平行定規を毎回持ち帰る負担は、
想像以上に大きいです。

単純に運ぶのがしんどいからではなく、受講中に妊婦になる場合も想定していた。
担任の関わり方が、まったく違った
A校(初年度)の担任
営業色は正直、やや強めでした。
ただ、関わりはかなり密でした。
- 毎授業後に声をかけてくれる
- 宿題をやっていない人には注意が入る
- 授業前日に必ず宿題案内のメールが届く
- 面談は講師と担任が同席し、状況を共有
- 試験前には「頑張ってきて」と声をかけてくれる
- 試験当日に忘れ物をした場合の対処法まで教えてくれた(笑)
管理されていると感じる人もいると思いますが、
私にとっては安心感のほうが大きかったです。

勉強は個人プレーではあるが、一緒に頑張ってるんだと思えることもあってありがたかった。
一方で、二級建築士受験前に一級建築士の講座を勧められて、ちょっとしんどいということはあった。
B校舎の担任
一方でB校は、
担任の存在を感じる場面がほとんどありませんでした。
- 面談なし
- 授業後にはほぼ不在
- 試験前、最後の授業の日も不在
放任型が合う人には楽かもしれませんが、
私はかなり不安になりました。

こんなに会わなかったら、
何かあったときに相談する気にもならなかった。
講師体制と授業スタイルの違い
A校(初年度)
- 生徒約25人に対して講師2名
- 日曜は基本的に講義
- 平日夜はエスキスの個別質問対応が中心
平日夜は仕事で遅れる人が多いことを前提に、
質問対応を厚くしていた印象です。
待ち時間は長くなることもありましたが、
質問への対応は丁寧で、
即答できない内容も必ず調べて後日教えてくれました。

平日夜の質問は待ち時間が長くなり、非効率に思うこともあった。
終盤はクラスの子たちと話せるようになり、
待ち時間に情報交換やエスキスの見せ合いをして時間をつぶしていた。
B校
- 生徒約25人に対して講師1名
(途中で脱落者が増え、最終的には6人に1人程度) - 日曜は前半は講義、7月以降は5時間ぶっ続けの本試験形式演習とその解説
5時間ぶっ通しの練習はかなりきつかったですが、
だんだん慣れてきて時間配分も身に付き、最終的には一番役に立った練習でした。

しんどい練習が一番為になると思い知らされた。
自分ひとりで5時間やるには、集中力も環境もなく、
これは強制的にやらされて本当に役に立った。
一方で、
- 平日夜にも普通に講義が入り、開始時に間に合わないことが多かった
- 講師が来たときに生徒が誰もおらず、怒っていたという話も聞いた(他生徒より)
私は子どもを預ける都合上、
平日夜はどうしても毎回遅刻になり、精神的にかなりきつかったです。

遅刻したくてしてるんじゃないのよ…
ごめんよ。
(たぶん大体の社会人がそう)
受験後の対応にも、はっきり差があった
A校(初年度)
- 合否を担任が把握したうえで連絡
- 不合格後、なぜ落ちたのかを講師と一緒に分析
- 「考えられる原因」をいくつか共有してくれた
- 翌年の受験後にも、一度状況確認の連絡あり
営業は正直かなり強くなりましたが、
フォローは一貫していました。

まぁ、来年も受験するだろうと思われ、いい鴨だったのだろうな。
B校(翌年)
- 合格発表当日に「分かったら連絡して」と留守電
- 受験番号は学校に報告しているので、この指示は正直謎
- こちらから連絡せず、その後フォローなし
前年、エスキス再現で「受かっている」と言われて落ちていた経験もあり、
試験後の面談や提出はどちらも受けていません。
その影響もあったのかもしれません。

受験時は妊娠初期で、試験が終わった瞬間、糸が切れたかのように動けなくなった。
これも受験後の面談を受けなかった理由の1つなのだけど、
特に連絡がないので伝えることもなく、ただのさぼり認定されていると思う。
でも受験後は、合否に全く関係ないから大丈夫!!
同じ日建学院でも、別の学校のようだった
振り返ると、
- A校舎は「管理・伴走型」
- B校舎は「実践・放任型」
そんな印象です。
どちらが良い・悪いではありません。
ただ、合う人・合わない人がはっきり分かれると感じました。

日建学院は校舎によって差があるとは聞いていたが、ここまでとは。
家の近くだからという理由だけで決めるのは危険かもしれません。
教え方や基本の理屈は統一されていました。
他校(総合資格)の話を聞いて思ったこと
総合資格に通っていた友人に話を聞くと、
- 日建学院は比較的ゆったり
- 総合資格はスパルタ
- その分、講師はプロっぽい
- 図面の密度が日建に比べるとシンプルで、スカスカに見える
という印象を持ちました。
もし次にまた資格学校を選ぶなら、
総合資格も検討したいと思っています。

実は総合資格のほうが家から近い。
途中で教え方が変わり混乱することを避けたかったから次年度も日建にしたけど、
次があるなら他校も検討する!!

二級建築士も木造で日建と総合資格の違いは、面積換算の単位が違うと聞いた。
日建は畳(1.82×0.91)換算、総合資格はピッチ(0.91×0.91)換算。
私は前年にRCを受けていたこともあり、畳換算が慣れず、マスで数えたいのでピッチ換算にしていた。
これに関してはは総合資格のほうがシンプルだと思った。
(というより、図面自体が総合資格はシンプル!)
これから日建学院を検討する人へ
- 日建学院は全国一律ではない
- 校舎ごとに、運営・担任・講師体制がかなり違う
- 可能であれば、校舎ごとの雰囲気や対応を細かく確認したほうがいい
私は校舎を変えて初めて、
「最初から知っていたら、選び方が変わっていたかもしれない」
と思いました。

学校の規模、生徒数の違いによる差もあったのかもしれません。
ちなみに、A校よりB校のほうが生徒数は多そうでした。
この記事が、
これから通う人にとっての
ひとつの判断材料になれば幸いです。
▼合格時の話
▼初年度不合格の話
▼おすすめの製図道具まとめ
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